2010年01月16日

上原善広「日本の路地を旅する」 13年かけ500カ所 新世代の被差別部落ルポ(産経新聞)

 ルポライターの上原善広さん(36)は、中上健次にならって被差別部落を「路地」と呼ぶ。13年を費やして日本全国の500以上の路地を訪ね歩き『日本の路地を旅する』(文芸春秋・1680円)をまとめた。身を削りながら地を這(は)う極上のルポルタージュだ。自らの出自を重ねつつ、被差別部落の「いま」を、曇りのない言葉で再構成してゆく。“格差社会”を問い直す現代人の必読書に推したい。(篠原知存)

                   ◇

 「東京で『部落問題は解消傾向にある』と話すと、『そんなのあったの?』といわれる。大阪で同じことを言うと、『解消なんてしてない!』と怒られる。この問題には、それぐらい地域差があります」

 ◆ひりひりした当事者感覚

 自身は昭和48年に大阪の路地で生まれた。「差別を受けたことがない世代」と語る。「一生に一回、結婚差別というのはあるかもしれない。それぐらいですね。路地といっても、じつは何もほかと変わらない」

 「それぐらい」という言葉を、聞くこちらは決して軽くは受け止められないのだが、本書はそんなクールさに貫かれている。旅人の目線は、ルポルタージュの目線。ただし、著者の実体験に由来するひりひりとした当事者感覚が、ふらりと通り過ぎる旅であることを許さない。

 その道行きは驚きに満ちている。江戸時代にも牛肉は食べられていた。新潟以北に路地がないといわれるのは解放運動団体が組織されなかったから。沖縄のエイサーは路地の者が移住して伝わった…などなど、目からウロコの事実を次から次に描き出してゆく。

 「文化は重層的なもの。下々の者がいて社会は成り立ってきた。歴史は連続しているのに、タブーになっていることがかなりあるのが残念です。どんどん解明されればいいと思いますね」

 ◆規制する意味わからない

 生と死は表裏一体。さまざまな営みのさまざまな段階を担う人たちがいる。通読すると、見ずにすませてきた明快な事実を、いやおうなく意識させられる。「いま、古地図から路地の地名が消されてます。自主規制する意味がわからない」と上原さんはいう。

 イデオロギーやタブーが邪魔をして語れなかったもの。差別者と被差別者の歯がゆい乖離(かいり)。「路地をつなぐ糸」をたどる旅は、人々を等しくつなぎ直す糸の不在をも強く意識させる。

 「たとえば『引っ越せばいいのに』というのも、素朴な疑問です。運動家にいうと『無知だ、想像力不足だ』と怒られる。だけど逆も言えるはず。路地の人も一般の人も、想像力がお互いに足りない。だからもう一度、一から考えたいと思うんです」

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posted by ヤマギワ ナオキ at 18:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鳩山首相、武器輸出三原則見直し論「口が軽過ぎ」(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は12日夕、北沢俊美防衛相が武器輸出三原則の見直しに言及したことについて「やはり武器三原則は今、守らなければならない。日本として平和国家の道を歩んでる姿だと思っている。ああいう場であったとはいえ、多少、口が軽過ぎたかなと思う」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。

 ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

 【JAL再生問題】

 −−前原誠司国土交通相がメガバンク首脳との会議で、企業再生支援機構による支援の再建策の要請を行い、日本航空側も受け入れる方向になったが、受け止めを。株価もストップ安となるなか、何が一番重要か

 「支援機構が最終的な検討を行っているということであるから、最終的な結論は出ていないと聞いている。大事なことは関係者のみなさんが一致協力して、まずはJALの確実な運行、あるいは将来的な再生に向けてみんなが、一致していくということをそれぞれ確認しているという段階だと思いますから、そのことが一番大事なことだ。最後のことに関しては調整を行っているということだと私は聞いている」

 【武器輸出三原則】

 −−北沢防衛相が武器輸出三原則について「見直すことがあってしかるべきだ」と述べた。首相は民主党代表時代に、三原則について「自民党政権のもとで提案された。民主党が政権をとったらわれわれの視点で見直さねば」と言っていた。この考えは変わらず、北沢防衛相と同じか。与党内で見解見直しで理解を得られるか

 「私は今の段階において、総理大臣として、やはり、日本がある意味で平和国家としての宣言をしている。その一つが武器輸出三原則を守るということだから、私はこの状況の中で、武器輸出三原則はやはり、堅持すべきものだと考えている」

 −−考えは変わったのか

 「私は北沢大臣が、今日、ああいう場だったから、発言されたのかもしれないが、私自身としては武器輸出三原則、現在の立場の中で守るべきものだと考えている」

 【小沢幹事長の政治団体疑惑】

 −−小沢一郎民主党幹事長が会見して、その中で「捜査中で個別の発言は控える」としながらも、「事務所の者が法律に違反したことはしていないと信じている。そのうえで国民に迷惑かけた、申し訳ない」と言っていたが、受け止めは

 「私は小沢幹事長の記者会見、うかがっていないですから、よくわかりません。今、話をうかがって、小沢幹事長の心境の吐露だと思っている。したがって、一個人のことでありますから、そして今話があったように捜査中だということですから、捜査中という話であれば、私から個別の発言は控えるべきだと思っている」

 −−国民世論では説明不足だという声が大きい。捜査中ということで、このままコメント差し控えるべきか

 「捜査に影響がある話をすると、これは決してそのこと自体が、国民のみなさんに説明が、不十分だとか、十分とかいう話とは別に影響を与えてはいけないという話があるわけですよ。そのことのために発言を控えていると、私はそう思う」

 【武器輸出三原則】

 −−北沢防衛相の発言について、「ああいう場で」と述べたが、「ああいう場」とはいえ発言が適切だったか、不適切だったか。どのように考えているか

 「断定的におっしゃっていないように私は思います。したがって発言自身もいろんな思いの中でね、話をされているんだと思いますけども、私はやはり武器三原則は今、守らなければならない、日本としての平和国家の道を歩んでる姿だと思っていますから、そういう意味では、ああいう場であったとはいえ、多少、口が軽過ぎたかなと、そう思いますね」

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posted by ヤマギワ ナオキ at 01:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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